●連日、報道されるコロナ問題、どれが真実?どれがデマ??
根本さんは、ふと考えました。「コロナ問題で何が真実で、何がデマなんだろう」と。
情報が多すぎてわからないのです。いったい何を信じて行動していけばいいのでしょう。
そこで今まで得た情報の中から「これは真実だ」と思うことを24項目あげて、免疫学に詳しい友人に見てもらいました。
その結果、10項目に「✖️(真実ではない)」と「△(疑わしい)」がつきました。
いったいどう考えたらいいのでしょう。やはり、マスクをして、三密を避ける。それしかないのでしょうか。
[問題1]
「コロナへの感染予防にはマスクは有効である」これはどうでしょう。
ア. 真実である。
イ. 真実ではない。
武田邦彦氏(中部大学教授)は、他6名と連名で「新型コロナの感染症予防対策についての共同宣言」2020.12.14を発表しています。そこには、次のように書かれています。
「私たちは、感染予防対策としてのマスク着用の推奨を停止することを求めます。そもそもマスクには、ウイルス感染予防・伝搬予防効果がないばかりか、健康を阻害するリスクの方が高いからです。」
「厚生労働省は、自粛の必要性について、その科学的根拠を示すべきである。 また、新型コロナウイルスの存在を示す根拠となる科学論文を示すべきである。」
➡︎WeRise宣言 2021.1.19閲覧
つまり「マスク着用の推奨には、科学論文が発表されておらず根拠がない(=真実とは言えない)」というのです。ふつう科学論文といえば、学術雑誌に掲載するまでかなりの時間がかかります。私の経験から言うと、学内で見てもらう、学会発表する、査読を頼む、欧文の場合はネイティブチェックをしてもらう、そして審査に合格すれば雑誌掲載されます。そういう科学論文でないと「真実」とは言えないのでしょうか。あなたはどう思いますか。
そういえば、海の向こうのアメリカでは、真実をめぐってもっと深刻な問題が起こっています。
●トランプ大統領の「もう一つの真実」
テレビを見ていたら、ニューヨークから現地生中継があり、アメリカ人のコミュニテーターがこんなことを言っていました。
今のアメリカには、「選挙は不当だ」という裁判にもならないほど根拠も何もない幻想があります。「アメリカの分断」とか言いますが、意見の違い、右と左とかそんなんじゃなくて、
「事実(fact)」vs「もう一つの事実(otternative fact)」の対立。
それはどこから起こったか? 経済格差?………….
マイケル・マカティア(macheal
macateer)さんの言葉、
『キャッチ!世界のトップニュース』BS1 2021.1.15
この「もう一つの事実」は、アメリカで流行っている言葉のようです。
●「大統領選には不正があった」→トランプ支持者の77%が信じている
右のグラフを見てください。トランプ支持者の多くが「不正」を支持しています。(NHKニュース、おはよう日本より ➡️2020年12月2日)
モンマス大学のサイト(英語版, 2020.11.18)には、別の世論調査も掲載されていました。➡️more Americans Happy about Trump Loss Than Biden win
ジョー・バイデンがこの選挙に公明正大な勝利を収めたと思いますか、それとも不正投票のために勝利しただけだと思いますか?→
なんと「アメリカ国民の1/3がもう一つの事実を信じている」のです。「もう一つの事実」とは、こういうことだったのです。
それでは、どうやって「真実」を見つけていけばいいのでしょう。
私の好きな「板倉聖宣さんの言葉」です。「科学の碑」に掲げられています。
科学、それは大いなる空想をともなう仮説とともに生まれ、討論・実験を経て、大衆のものとなって、はじめて真理となる。
真理(=事実)となるには、時間がかかるのでしょうか。もしそうだとしたら
[問題2]
ア. それまで待つしかない。
イ.そんなに待たなくてもいい。
さらに「科学の碑」は続きます。
科学は,民主的な社会にのみ生まれ,民主的な社会を守り育てる。
この言葉を読んで、こんな疑問がわきました。いろいろなメディアが「今のアメリカは民主主義の危機だ」とか「バイデンによる民主主義の再生はなるか」とか書いています。
[問題3] 今のアメリカは
ア. 民主主義を維持している。
イ. 民主主義が維持されていない。
うーん。むずかしいです。「民主的」「民主主義」という言葉もよくわからなくなりました。次から次に疑問がわいてきます。 右の写真は➡️「板研情報局」より