みなさんは、この本を読みましたか。水口さんの傑作です。ぜひ読んでください。
本当に立派な本です。ふと書棚に、水口さんがくれたその本を見つけ、ペラペラめくっていて、びっくりしました。
私の人生、水口さんの人生と対照しながら1日かけて読みました。
「よくこんな本を作ったな」
水口さんは58才。ちょうど小学校を退職して、ルネサンス高校に転職した頃に出版されました。
自分の人生と比べながら読みました
1.生まれは、ガリレオ、水口もちょっと田舎、
2.ブルーノ。そういえば教師時代、いじめられた
3.仮説の会員になったなあ、
4.教員をやめて、そろそろ70才
5.仕事を続けて、あと何がやれるのかな
6.犬塚さんがなくなった76才をまず越えよう
みなさんも、自分の人生と比べながら読んでみませんか。
ガリレオの生涯
1564(0才) ピサ生まれ、フィレンチェに転居
1600(36才) (ブルーノ:16才年上の処刑)
1610(46才) 『星界ノ報告』木星の惑星発見して有名に。
パトバ大学教授をやめる。
故郷のフィレンチェで、大公付の数学者に
1611(47才) やまねこ学会の6人目の会員になる
1632(68才)『天文対話』
→宗教裁判で有罪に、妥協して自宅に幽閉の道を選ぶ
1638(74才) 『新科学対話』
1642(77才) 死去
ガリレオは、宗教裁判で有罪になります。森島さんの本には「付録2」として「自説廃棄の宣言文」が掲載されています。
私(井藤)は、右の板倉さんの言葉が好きで、自宅を新築したとき、書道家の姉に書いてもらいました。
我が家の家宝です。
「ガリ本図書館」『たのしい授業』88年8月号 [ No.67 ] より
「科学の碑」には、板倉さんの言葉が刻まれています。
その中で「大衆のものとなって」がずっと気になっています。
どうしたらいいのでしょう。
ア. 本を出版する(出版社に依頼する)
イ. 本を出版する(自費出版する)
ウ. ガリ本を出す
エ. 仮説の研究会で「授業書」にして刊行する。
オ. 仮説の研究会で「資料」として発表する
カ. その他
水口さんの選んだ道は「イ」だと思います。最近、京都の村西正良さんも『〈感染症〉の基本のキ』(スタヂオみらい,2021.11, 200部)を出しました。その両方とも「きれいな本」です。けっしてガリ刷りの本(ガリ本)ではありません。
井藤は、どうすればいいのでしょう。
水口さんや村西さんのようにきれいでていねいな本を作りたいです。私も最近、本を出したのですが、一応バーコードがついていてアマゾンでも買えます。きれいさでは二人に負けます。
水口さんや村西さんのようにきれいでていねいな本を作りたいです。
「仮説社のために板倉さんが書いた」