2013年11月7日、米国食品医薬品局(FDA)がトランス脂肪酸の使用を全面的に禁止する方針を固めたと発表しました。
欧米では1950年~1960年頃、トランス脂肪酸を含む食品であるマーガリンの摂取量増加の時期と冠動脈性心疾患の増加の時期が一致したため、マーガリンの過剰摂取による心筋梗塞の増加が疑われ始めました。その後、世界中で様々な疾患とトランス脂肪酸の関連性が研究されてきました。
飽和脂肪酸→炭素の二重結合なし→直線型→常温で固体
不飽和脂肪酸→炭素の二重結合あり
最初の二重結合がある場所→3番目(オメガ3) 6番目(オメガ6) 9番目(オメガ9)
ということで「オメガ6✖️」 「オメガ3◎」「オメガ9◎」
どっちが健康に良いのでしょう。二重結合の数
オメガ3→3つ オメガ9→1つ
以下は次からの引用
●体につきにくい油[オメガ3]、そのわけは?
二重結合の場所では分子は屈曲するため、二重結合が多いほど、分子はくるくると立体的になり、固まりにくくなります(液状)。つまり、体脂肪として溜まりにくくなる、というわけです。同じ1g=9kcalでも、オメガ6やオメガ9に比べてオメガ3脂肪酸は、3番目に最初の二重結合があり、しかも複数の二重結合を有しているため、体内でも皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積しにくいアブラです。
オメガ6は使いやすいアブラですが、アレルギー促進や炎症促進、血栓促進作用があります。オメガ6が過多になるとアレルギー症状の悪化や不調の原因となります。