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中年太りの本当の原因

 

1 週刊誌の記事が気になる

 

⚫︎『週刊新潮』2022年新年特大号(2021.12発売)の記事

 「中年太り本当の原因」

 「若い時と違い"代謝"が減ったから」ではなかった!

これはどういうことでしょう。

⚫︎⚫︎(疑問1) 中年太りは、食べ過ぎではないの。

   若い時は運動を、今はしていない。でも同様に食べている。

   へー、たくさん食べてもいいの?

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『週刊新潮』
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⚫︎⚫︎(疑問2)今までの「基礎代謝量」のグラフは、うそだったの?     →

⚫︎⚫︎(疑問3)記事には

「低糖質ダイエット〈ロカボ〉の限界」とあり

低糖質ダイエットは、本当によくないの?

 

 


2 あなたは中年太りですか

  右のグラフを見てください。平均の体重は、男も女も、高校生の時と比べて50才代は、10kgほど太っています。その原因は何でしょう。

 ⚫︎食べ過ぎ、偏食?

 ⚫︎運動不足?

 ⚫︎ストレス、働きすぎ?

 

 

 

 

 

 右のグラフを見てください。『週刊新潮』掲載の数値「年代別、全代謝量」をグラフ化しました。

 男女とも、18才から60才代まで変わっていないのです。

 明らかに、若いときに比べて、中年は運動不足です。どういうことでしょう。

 

『週刊新潮』は次のように書いています。

痩せている人が100歩あるいて消費するエネルギーを太っている人は50歩で消費できる


 つまり右の絵のような状態なのです。「重い体を動かすには2倍のエネルギーがいる」というわけです。

 

 


 それでは、どうすればいいのでしょう。

 実は、やはり「カロリー量を減らすこと」です。

 特に「糖質ダイエットに気をつけること」と『週刊新潮』は言います。右の絵を見てください。「ご飯を食べないでスパゲッティを食べる」と、1食でカロリー量は4倍になります。記事には糖質ダイエットには限界があるとあります。ただ「よくない」「やめた方がいい」とは言っていません。

やはり運動量の低下に気をつけるべしとあります。

 

▲低糖質ダイエット「ロカボ」の限界

 「ロカボ」というダイエット法があります。「About ロカボ」によると、「どれだけ食べてもいい」ただし「糖質制限(1食20〜40g)しろ」というものです。『週刊新潮』は、その「どれだけ食べてもいい」を批判しているのです。どちらが正しいのでしょう。よくわかりません。

 またNHK「ためしてがってん」では「朝たん(朝、タンパク質を20g食べよう)」を推奨しています。3食で60gです。

 

「栄養指導Navi」よりhttps://healthy-food-navi.jp/?post_type=use&p=3585


⚫︎原子論的ダイエット

 原子論で考えたら、どうなるでしょう。

つまり「体内に原子を入れれば入れるほど太る」

ただし「太りやすい食物」「太りにくい食物」がある。雑誌『Tarzan』はサイト内でhttps://tarzanweb.jp/post-209401?heading=1で次のように言っています。

 糖質は「吸収されやすい」、次に「タンパク質」そして「脂質」だというのです。


 まだまだわからないことがたくさんあります。「仮説・実験」しながら、つまり体重計/血圧計などを見ながら、みなさんといっしょに考えていきたいです。