⚫︎人はどうやって「記憶」するか(p.28)
目から捉えたイメージは、電気信号となり脳内の海馬と呼ばれる小さな組織に送られる。そこで、さらに電気信号が神経細胞をリレーして1つのルートを作る。その異なるルート1つずつが記憶となる。
つまり、すべての事象の記憶は「海馬」の中で作られ、その後、大脳皮質に送られて長期記憶となる。
⚫︎「楽しい」とよく記憶できる(p.28)
脳の中で「好き嫌い」を扱うのは「扁桃体」
隣の「海馬」は「情報がいるかいらないか」
↓
好きなことなら、よく覚えている
興味あることはうまくやってのける
「道を歩く」でも、知らないところを迷いながら歩くと、楽しい、驚く →脳が働く。
歩くと脳が働く気がするのは? 哲学の小道??
⚫︎頭のいい人って、自分の好きな人かも(p.26)
「年をとったからもの忘れをする」は、科学的に間違い。
(認知症のような病気をのぞけば)
手を動かすことが重要。そのまま丸暗記せず、自分の手で描く。描きながら連想を膨らませる。「経験してわかる」
「ホムンクルス」→脳内の司る場所を擬人化した。
指をたくさん使う →脳の神経細胞がさかんに働く。
たくさんしゃべる →脳の神経細胞がさかんに働く。
一流と言われる人は、実は案外おしゃべり(p.32)
⚫︎「頭が悪い」とはp.35
能への入力がない人は、はたらきが悪い。
「頭が真っ白になる」←入力も出力もできない
社会と交流できなくなると、能力を発揮できない。
「ホムンクルス」
脳内で、体のどの部分を司るか。
⚫︎脳は、主体的な判断しかできない
脳はいつでも元気いっぱい。疲れない。疲れるのは目(p.77)
トライとエラーの繰り返し、脳は常にそんなことをやっている(p.81)
脳はひとりよがり、自分に都合のいいように解釈する(p.94)
脳は、見たいものしか見ない(p.114)
脳は、もともと思い込みが強い、それをいかに崩せるか(p.110)
「脳には1つの画像しか映らない」
⚫︎海馬は増える
何歳になっても海馬の神経細胞は増えている(p.150)
海馬は使っていると増える。使っていないとしぼむ。
丸暗記するなら、「楽しい」と思わせる。
隣の「扁桃体」は感情を司る(楽しい,好き,きらい)
→扁桃体が活性化すると、海馬も活性化する
「海馬は増える」「頭がよくなる」
⚫︎脳は毎日が面白いかどうかに反応(p.154)
海馬は記憶をつくるだけのところであって、保存しておくところではないから、入れ替わった方がいいんだ!
「海馬が記憶を製造するきっかけになるのは?」
海馬は「扁桃体」を参照しながら、情報を取捨選択する。
→たのしい、かなしい
遊ぶの多い環境で育てた方が、海馬が大きくなる。
新鮮な刺激にさらされていると、海馬の細胞が増える。
・脳に逆らうことがクリエイティブ
・「これが他人の悩みだったら...」が、悩みを解決するコツ