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「集団免疫は何%?」の反響

● 「科学」とは何か

 

 新潟県魚沼市の東養寺には「科学の碑」がある。そこには次のように書かれている。

 科学、それは大いなる1空想をともなう2仮説とともに生まれ、3討論・4実験を経て、5大衆のものとなって、はじめて6真理となる」(板研情報局より写真も,数字筆者 http://itakurakenkyusitu.blog.fc2.com/blog-entry-15.html )

 今回、3名からコメントをいただき、「3討論」ができている気がする(今のところ、仮名にしてある)

 

 西●さん........統計の数字は、信じられるの。あやしいんじゃないの。

 山●さん........ありあまる情報に迷わされる。私は、基本「3密にならない」を守るのみ。

 

 (西●さんへ)

 信じられる数字と信じられない数字がある気がする。私には「中国のデータ」は信じられない。変化が少なすぎる。また開発途上国は、PCR検査自体数が少なすぎる。「やっていないのではないか」とさえ思える。

 ただ統計を疑うなら、何を信じればいいのか。何が指標になるのか。そう思う。

 

   (山●さんへ)

 私には、ブラジルやインドに友人がいる。その人たちのことが気になる。

 さらに、太平洋戦争時、「大本営発表」のニュースに大部分の日本人がだまされたと言う。どうすればだまされないか。コロナパンデミックは格好の「だまされない」練習になるのではないか。

 

 水●さん......「新規感染者数が2%を越えたら集団免疫が成立する」という仮説についての論考を興味深く読みました。10%の10分の1ですから、かなりの低率ですね。この仮説が証明されるためには、多くの国の感染者数の動向が今後どう変化していくのかを見ないといけないわけですが、2%ならそう難しくないという割合ですから、希望が持てます。サークルの人にも紹介します。

 

 

村●さん........チリ・アメリカ・ブラジルが2%を超えて、ピークアウトしているとグラフ

  に示しているが、2%を下回っている国のグラフが示されていない。それらの国の多く

  でピークアウトしているはず。

   スペイン風邪でも人口の2%が感染したら集団免疫が成立してピークアウトしたとい

  うデータがあるのか。

 

(お二人へ)

 コロナ感染者数の多い10国のデータで、集団免疫の成立の有無を見てみたいと思う。

 

 

 

4人からのコメントは、本当にうれしかった。まさに「科学の碑」の文章のように、リアルタイムで議論ができているような気がするからである。