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古代の女性名

⚫︎「名前」は親からの人生最初のプレゼント

 名前は,親からの最初の贈り物です。そこには親の思いが込められています。

 その名前の統計は,世論調査です。当時の人々が込めた思いを集計することができるのです。

 世の中には「歴史」に関するテレビ番組や本がたくさんあります。しかし「庶民の歴史」になると皆無といってもいい状態です。なかなか歴史文書が残っていないからです。さらに女性の庶民史になればなおさらです。

 そんな中で「戸籍」には,当然,庶民の名前も含まれています。そこで問題です。

[問題1]

 日本に残る戸籍で,いちばん古いのはいつ頃でしょう。

ア. 明治維新(1868)以降

イ. 関ヶ原の合戦(1600年)以降

ウ. 鎌倉幕府成立(1185年)以降

エ. 平城京成立(710年)以降

オ.   もっと前

⚫︎正倉院に残っていた戸籍

 現存する日本最古の戸籍は702年のものです。正倉院に保管されていたので「正倉院戸籍」と呼ばれます。(竹内理三編『寧楽遺文』上,東京堂出版,初版 1962, 『大日本古文書』全25巻~東京大学史料編纂室,1901~に掲載)

 残っている戸籍の中の人名は4000名を越えます。どうして1300年も前の戸籍が今に伝わったのでしょう。